海藻の「あおさ」がウィルスの増殖を抑制するという研究発表が中部大学のプレスリリースで発表されました。
はたして効果があるかどうか怪しい情報ですよね・・・。
ところで、この「あおさ」という海藻はいったいどんな海藻なのでしょうか。
「あおさ」は味噌汁や天ぷら、ラーメンやお吸い物などに入れる海藻のり
「あおさ」は意外と家庭の調味料などのストックにさりげなくあったりします。
特に味噌汁にわかめ感覚で入れたりする方も多いのではないでしょうか。
南伊勢町のあおさ養殖光景。美しき三重の原風景。 pic.twitter.com/scCfc7kWgq
— ふがまるちゃん@三重を撮る人 (@fugaemon) February 24, 2020
一般的に言われている「あおさ」の効果や特徴は
・肥満予防(男女共に日本一肥満が少ない三重県が特産)
・あおさの40%以上が食物繊維(腸内環境を整えて便秘解消)
・牛乳の約8倍のカルシウム
・βカロテン(老化予防)
・葉酸と鉄分(貧血予防)
・善玉コレステロールをUP
あおさ毎日食べてる既に。味噌汁にはあおさ。大好き。海藻大好きマン🐱焦る必要なし。#コロナ pic.twitter.com/jmfkslIu4A
— ねこLOVE100%@LINEスタンプ (@hokainingiyou) February 24, 2020
これに加えて今回Twitterなどで話題になっている
・コロナウイルス増殖抑制効果(中部大学の研究結果)
が加わったわけですが、どうも信憑性に欠けるような気がするのは私だけではないと思います。
「あおさ」にウイルス増殖抑制効果を確認!?本当なのか?
中部大学の研究結果がリリースされているソースを読んでみたら、
「ヒトコロナウイルスの感染実験に用いることができる動物はいない。そのためヒトコロナウイルスの代わりに同じくエンベロープとRNAを持つA型インフルエンザウイルスを用いて感染マウスに対するラムナン硫酸の効果を調べた」
という一文が。。。
私は素人なのでよくわかりませんが、これって肝心のウィルスを使った実験ではないのでは?という疑問が(^▽^;)
A型インフルエンザウィルスをマウスで実験した結果ですよね。。。
💡#新型コロナウイルス「海藻あおさにウイルス抑制効果」中部大が発見#あおさ に含まれる「ラムナン硫酸」という多糖類には、ウイルス表面を覆うタンパク質の膜が生体の細胞にくっつこうとするのを邪魔し、免疫細胞を活性化して抗体を生み出す効果があるとみられる。…⇒https://t.co/XJLw83SQYO pic.twitter.com/YG754ehFr0
— ハザードラボ公式⚡防災防犯 (@hazardlab) February 24, 2020
あおさ に含まれる「ラムナン硫酸」という多糖類には、ウイルス表面を覆うタンパク質の膜が生体の細胞にくっつこうとするのを邪魔し、免疫細胞を活性化して抗体を生み出す効果があるとみられる。
たしかにその「ラムナン硫酸」にはそのような効果があるのかもしれませんが、ウィルスでの実験ではないので、これ、発表していいのかなぁ~、かなり世間では誤解している人が多いんじゃないかなぁ~と思ってしまいますね。
「あおさ」の転売が高騰!?
さっそく目ざとい転売屋は「あおさ」を高値で出品し始めたようです。
鋭いというか素早いというか。。。
とりあえず買い占めなどはあまりしてほしくないですね。
普通に家庭の食卓でいただいている食材なので、ウィルスの増殖抑制効果があるかどうかも疑わしいのに、買い占めて高値でさばかないでほしいものです。
メルカリであおさ争奪戦が始まったりするかもしれません。
奈良で新型コロナが見つかり、大阪らへんの関西で爆発的に新型コロナが拡大すると思いきや、東京や、北海道で多くの感染者が出ている。増殖抑制効果が期待されるアオサにはラムナン硫酸が含まれており、メルカリではただいま、マスク争奪戦並びにあおさ争奪戦がスタートを切った
こちらからは以上です pic.twitter.com/sabZ2IXWoi
— ゆきの@北九州 (@kind_word112) February 24, 2020
マスクや除菌剤は上手く転売できて儲けたかもしれませんが、「あおさ」はたぶん転売は上手くいかないんじゃないかな。
あおさを入れた味噌汁やお吸い物、ラーメンなどは本当においしくいただけます。
ウィルスに効果があるからといって買うわけではなく、好きでおいしいから買っているわけで、不確かな情報によって値段を高騰されては困りますね。
ここは私たち国民も情報を精査して、落ち着いて、噂や不確かな情報になんでもかんでも飛び付かないように冷静に対処したいものです。