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春の選抜高校野球大会の延期は無理?初の甲子園大会中止になるか?

第92回選抜高校野球大会の開催が危ぶまれています。

高野連はまだ結論を出していませんが、延長や初の大会中止はあるのか?

春休みの期間や部活動の一環としての見方、高野連の大人の事情などを探ってみたいと思います。

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春の選抜高校野球大会の延期はムリなのか?ウィルスの影響

現在、小中高の学校は春休み前にもかかわらずウィルスの影響で休校期間中となっています。

この休耕期間中は部活動も中止ということで、部活動関係の大会もほとんど開催されていません。

一部の学校では休校していない学校もあるようですが、この流れだと普通に考えれば中止になるのでしょう。

しかし、高野連はある意味何を言い出すかわからないところがあります。

学生である選手たちにもそうですが、その親御さんにとってもそれこそ一生に二度とないかもしれない甲子園での高校野球。

できることなら満員の観客の前で思いっきりプレーをさせてあげたいのは山々ですが、現在のこの状況では相当厳しいのではないでしょうか。

野球に限らず、他のスポーツもあくまで部活動の一環であり、学生の本分である勉強の一部と捉えられていますから、学校が休校に追い込まれるような緊急事態の中で野球部だけは特別にやってもいいよ!というのはおかしいですし、他の部活動の大会は中止されているのですから公平性に掛けてくるという面も否めません。

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初の甲子園大会中止の可能性も

2011年の東日本大震災のときも他のスポーツ系部活動の全国大会が中止になる中、高校野球だけは「夢を与える」という理由で開催されました。

他のスポーツ系部活動の生徒や関係者からすれば、「高校野球だけが夢を与えているんじゃない!」という反発も出てくるのではないかと思います。

甲子園出場が決まっている高校の中には、休校になってるのに練習してる高校もあれば、ちゃんと休校なので練習をしていない高校もあり、そのこと自体に不公平感が否めません。

このような状態で、はたしてフェアプレー精神が果たせているのでしょうか。

強引に無観客試合という形での実施となると、春夏の甲子園大会を通じて初の事態となります。

そして大会中止になれば史上初ですね。

大会を開催したと仮定した場合、各地方から選手たちが集まります。

その選手達の宿泊施設では濃密接触するような状況が多々あり、皮肉なことに勝ち残って行くチームほど、ウィルスへの感染の危険度・確率が高くなります。

ということは、仮に無観客試合で強行開催したとしても選手達の危険度は変わらないと言えます。

常識的に考えれば、現状を見ると中止するのが最善策だと思われます。

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春の選抜高校野球大会の延期や中止の判断が遅い高野連

そんな中、高野連の決断が非常に遅く感じるのは私だけではないはずです。

今回、甲子園大会を強行開催して、もしも選手が感染したらどうするのか?

無観客試合にしたとしても、甲子園周辺に人が集まってくる可能性はあります。

そこでまた感染が拡がったら高野連はどう責任を取るのか?といった難しい局面もあります。

その反面、高校ラグビーは中止を決定しました。

そんな中、まだ高野連は話し合うという段階です。

このような状況の中で、野球だけやる根拠を示すのは暴挙となるでしょう。

政府から学校休校要請を受けて、部活も控えるように要請されている中、高校野球だけやるという説明は難しい論理だと思います。

高野連に対して、「高野連は金儲けを考えている」とか「休校要請は春休みまでと言っているので、春休みから開催される選抜甲子園大会はできる」と言い出すのでは?といった世間の懸念も出てきているようです。

野球以外の他のスポーツも公式試合や大会の予定があって、それは一生に一度であったり、野球部と変わりないはずなのに、野球の選抜だけは特別扱いされるというのは不公平であるという他のスポーツ部関係者からも不満が出てきそうです。

高野連はぜひ常識的な判断をしていただきたいところです。

今、何のためにみんなガマンして休学しているのか?

そもそも何のために部活動をやっているのか?

甲子園がすべてではないことを教えることも大切な教育だと思います。

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