政治経済

GDPの急激な落ち込みは消費増税とウィルスの影響でさらに悪化する!?

消費増税によってGDPの落ち込みが更に酷いことになっています。

どのくらいの落ち込みなのか、今回ご紹介していきたいと思います。

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消費増税後の昨年末のGDPが悪過ぎる

先月、GDPの速報値が出ました。

あくまで速報値になりますが、2019年10月から12月期の年率換算でマイナス6.3%というひどい数値が発表されました。

この数値の改定値が明日発表されますが、民間の会社やシンクタンクなど調査会社が色々計算し直したところおそらくマイナス 7.9%になる可能性があるということです。


この数値は東日本大震災 のときぐらいのもんじゃなく、さらにひどい数値になります。

このぐらい2019年10月から12月のGDPはひどかったということです。

そのくらい経済の落ち込みがひどいということです。

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消費増税の影響で2020年のGDPも期待できない

ここにきて2020年2月辺りからウィルスによる肺炎の感染拡大によって輪をかけて最悪の方向に向かってしまいそうです。

ホテルや旅館は7割8割減、飲食店・小売店はまったくお客さんが来ないという状況です。

ホテルでは、ホテルの従業員を雇っていけないので、アルバイトとして働いてくれというホテルも出てきています。

解雇しないだけでも頑張っているなと思いますが、正規社員としての給料を払えないということでアルバイトにさせている、そんな状態です。


そして倒産や自主廃業を決めたところも多いわけです。

よく中小企業の社長さんは経営能力がないということを言う人もいるんですが、そうじゃないんです。

中小企業の資金繰りはたいてい1か月から3か月や1~2ヶ月でお金を回しているところが多いです。

なんとかお金を回して生き延びている状況なんですよ。

そこにきて、新型肺炎が1月下旬から流行して今3月です。

もう一部の中小企業はこの3月末までは絶対に持たないでしょう。

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政府の支援も遅く、GDP回復どころか倒産・自主廃業せざるを得ない状況に

政府の支援がまったくもって遅いです。

まだ支援を必要としている中小企業に全然行き届いていない状態が続いています。

支援が少しでも遅れれば、中小企業はキャッシュが底を尽きるわけですから自主廃業せざるを得ないんです。

そういった状況ですから、2020年のウィルス肺炎の影響がもろに出る1月から3月のGDPの結果を見るのが本当に恐ろしい状況になりました。

ちょうどゴールデンウィーク明けぐらいになると発表されると思いますので、注視していなければなりませんね。

今の時点でマイナス7.9%かもしれないわけですから、これが2桁台になっていたら、もうリーマンショック級に間違いなく近づいて行きます。

そしたら2020年という年は日本はどん底となる可能性があります。

本当にどうやっても回復できない、そんな状況に落ちると思われます。

あのリーマンショックから回復するのに数年かかっているわけですから、2020年が最悪期であったとしても、もしかしたら2021年もやばいかもしれないという、今そういった経済の波の一番底に来ているという状態です。


これが大手大企業などに勤めている人と話をすると、そこまで悪いと感じていない人もいるんですが、現実をわかっていないなと感じます。

中小企業の経営者の皆さん、また自営の方やフリーランスの方、非正規の方は現状を肌で感じているため、よくわかっていらっしゃる方が多いですね。

相当きついようです。

非正規の方だと、2ヶ月給料が出ていないという方もいらっしゃるようですし、また貯金もあまりない方も多くいらっしゃるので、もうなんとかしないと本当に自〇者が増えるんじゃないかと心配になります。

それぐらいこのGDPマイナス6.3%は酷い数字であり、状況なんだということを私たちは理解しておきたいですね。

そして打てる対策はすべて打っていきたいと思います。

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