サラリーマンには1日8330円支給なのにフリーランス自営業には1日4100円という格差対応をする安倍政権の対応について考察していきたいと思います。
このように給付額が少額なら、生活保護をもらった方がお得ではないか?とも受け取れます。
この記事に書かれている内容
サラリーマンには「給付」でフリーランス・自営業者には「融資」という格差対応
ウィルスの拡散を防止するために政府が学校を一斉休校したことで、当然お子さんがいる家庭では働けない人がいるわけですよね。
それはサラリーマンでもフリーランスでも自営業でも同じで、職業によって立場は関係ないです。
大変なのはどちらも一緒なわけです。
しかし政府は職業によって対応を変えるということが明らかになりました。
そもそも、最初はサラリーマンとフリーランス・自営業の方がいて、サラリーマンには給料保障として1日最高8330円を支払うということになっていました。
このサラリーマンに対しての対応は最初から検討されていました。
そして昨日3月9日まではなぜかフリーランス・自営業の方に対しては10万円を特別融資という話だったんです。
サラリーマンにはお金を給付するが、フリーランスと自営業は融資だよと言っていたわけです。
つまり、フリーランスと自営業は借金しろっていう話になってたんですよ。
これはさすがにひどい対応だということで、ネットではかなり炎上し、これはおかしいという話になりました。
融資が給付に変わってもサラリーマンと格差を付けられるフリーランス・自営業者
かなりの炎上振りだったので、その声がさすがに安倍政権にも届いたのか、3月10日になってフリーランス・自営業の方には1日4100円を支給するという話になりました。
ただ、何でこの給付の金額に差を付けるの?っていうのが疑問です。
サラリーマンでもフリーランス・自営業の方でも子供がいて、その保護者で働けないのはみんな同じで関係ないでしょ?と。
今回のウィルスの影響による休校を招いた事態は、サラリーマンもフリーランスや自営業でも、彼ら個人個人の責任ではないわけですよ。
むしろ政府が最初の水際対策でしっかりしなかったために感染が拡大して休校する事態にまで発展したのに、なぜ職業でこうやって支給の額に格差を付けてしまうのでしょうか。
これは非常にひどい対応と思います。
この安倍政権の対応に納得する人がいるんでしょうか。
給付額が倍も違うという合理的な説明はどこにあるのか?
この算定基準はどこにあるのか?
非常に疑問があります。
そもそも安倍政権が推進したフリーランス・自営業化
サラリーマンを優遇している対応ですが、そもそも安倍政権がこれからはフリーランスや自営業で稼いで下さいって薦めていましたよね。
そこで脱サラしてフリーランスや自営業で頑張って起業したのに、いざとなったらこのような不公平な対応されるという理不尽な話です。
しかもそもそも8330円と4100円、どちらにしても額が少な過ぎます。
フリーランス・自営業の方で1日4100円だとすると20日間働いたとしたら8万円ぐらいです。
8万円でフリーランス・自営業の方って食べて行けている人、いるんですか?って言いたくなります。
全く保障にもなっていないですね。
香港政府を見習えと言う声が多数出ています。
こういった職業による不公平な対応をするべきではないですね。
生活保護をもらった方がよほど得
このような対応をするくらいなら、それこそ公平にベーシックインカムを一時的に導入して国民1人当たりに全員同じ額をばらまくとか、消費税を10%から8%や5%にするとか、所得税を減税するとか、そういった公平性の高いやり方で国民一人一人に支援していかないといけないのではないかと思います。
しかもこれはまだ決定だけして実施されていないという状態で、まったくもって対応が遅いです。
ウィルスの感染が広がっていて、それによって休業を余儀なくしている状態で、特に非正規の方やフリーランスの方で収入が絶たれて、本当に困っている人が増えているのにも関わらず、支援が議論の段階で進んでいない、これ自体が安倍政権の怠慢なのかなという風に思います。
給付額の少なさから考えると、安倍政権は生活保護の方がもっと多くのお金がもらえますよと推進しているのかなと思われても仕方ないですね。
早く対応していただきたいです。