ソフトバンクホークスの柳田悠岐さんがテレビ収録で宮崎キャンプを訪れた野村克也さんからのボヤきに対して、天然ならではの切り替えしをしたということです。
野村克也「あんなスイング・・・困る」
ホークスのOBでもある野村克也さんは、柳田悠岐さんがアッパースイングで好成績の数字を残していることに関して、「ON(王、長嶋)はダウンかレベルだった」と。
ベンチで柳田さんに向かって、野村さんは「お前のは、アッパー(スイング)だろ。王さんから言われなかったか?打撃はダウンかレベルだろ?ONがそう打つから、みんなそうしたんじゃ」と説教。
柳田さんはちょっと笑いながらも「自分ではレベルかダウンでいっているつもりです。」と切り返しました。
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— シバヨシ@G党 (@AwsYoshibase) April 3, 2018
野村さんは「あんなスイングでいい結果を出されたら困るよ。プロ野球の発展の邪魔になってしまう。
みな、王や長嶋(茂雄、巨人終身名誉監督)のまねをしてレベルスイングしてたんだから。
今は柳田の時代だから、そういうことを背負って野球をしないといけない」と、アッパースイングで2015年にトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁以上)の記録を出し、その後も好成績を上げ続けている柳田悠岐さんの潜在能力に理解ができない様子でした。
出典:日刊スポーツ(撮影・菊川光一氏)
柳田悠岐選手ならではの二塁打
さらに野村克也さんは「あんな打ち方マネできない。俺には分からんけど、結果が全ての世界だからそれでいいんだろう。人がまねできない柳田独特の打ち方だけどね。
プロ野球の発展のために頑張ってください」と、愛情あるエールを送ったそうです。
その後シート打撃練習が始まり、さっき野村さんにボヤかれたにもかかわらず、最初の打席で初球の直球を豪快なアッパーでフルスイング!
ジャストミートしたその球は右中間最深部へと飛んで行き二塁打となった。
柳田さん自身は「詰まった。普通にアウトと思って走っていた」と言っていたそうですが、野村克也さんのプレッシャーがかかる目の前で、先ほど注意されたアッパースイングで安打を放つそのメンタルの強さも驚きですね。
やはり天然なのか?とも思ってしまいますが、実力はメジャー級と言っても過言ではないでしょう。
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柳田悠岐のスイングはV字の軌道
その後、野村さんとの会話について柳田悠岐は「打撃は人それぞれ。もっともっと進化したい」と発言しています。
柳田さん独特のスイングは、スイング開始時はダウン気味で、ちょうどV字のような軌道を描きます。
気持ちはダウンスイングから入っていて、ミート後のスルーの時にアッパーになる感じでしょう。
柳田さんは「もっと練習して、もっともっと進化したい」ともおっしゃっています。